露ノ丸紀行

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【旅行記】南紀白浜(和歌山県)【2019年1月】

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2019年1月、和歌山県南紀白浜への旅行記です。

 比較的計画された旅でした。

1泊2日の弾丸ツアーです。

 

白浜には以前から行ってみたいと考えていたのですが、移動手段が飛行機ということで二の足を踏んでいました。

 

これまでの旅は全て陸路での移動。

 

飛行機は高校の修学旅行以来乗っていません。

 

搭乗手続きは?手荷物検査は?機内持ち込み可能な荷物って??と不安が多く、陸路で行ける範囲のみで旅をしてきました。

 

ですが47都道府県制覇が目標となればそうもいきません。

 

以前、有馬温泉に行った際は、東京から新神戸まで3時間の新幹線移動でした。

 

正直3時間座りっぱなしはかなりきつく感じました。

広島まで4時間、福岡まで5時間、新函館北斗まで4時間半ということを考えると3時間がひとつ陸路の限度、それ以上は空路に頼らざるを得ないかなと考えに至りました。

 

そんなこんなで和歌山への初空旅を決意したのでした。

2019年の5月には北海道行きも予定しているため、飛行機慣れしておこうという意味合いもありました。

 

【1日目】

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南紀白浜空港への便は羽田からJALの直通便があります。

 

本数は多くありません。

1泊2日という旅程の都合上、できるだけ滞在時間を稼ぐため、1番早い7時25分の便に搭乗。

 

空港での勝手がわからず、不安だったため、6時半前には羽田に到着。

QRコードの搭乗チケットを持っていたので、早々に保安検査を通過。

 

保安検査が最大の心配ポイントだったのですが、あっさりクリア。

ロビーでかなり時間を持て余してしまいました。

 

飛行機酔いなど自分がどれほど飛行機耐性があるかもわからないため、念のため空弁は回避。

食べて酔ったら最悪ですからね。

 

結果的には全て杞憂。

北海道行きのいい予行演習になりました。


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9時には南紀白浜空港に降り立ちました。

 

外の景色が徐々に移り変わっていく電車の旅と違って、空の旅はまるで一瞬で移動したかのよう。

当日は天気も悪く、上空での景色には恵まれなかったため、まるでワープしたような感覚です。

 

やはり自分は車窓からの景色を眺めながら移動するのが性に合っているようです。


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空港事情に詳しくはありませんが、かなりコンパクトな空港な気がします。

 

具体的な観光プランは例によって未定ですが、ひとまず空港で路線バスのフリー乗車券を購入。


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空港からほど近い、とれとれ市馬にやってきました。

まだ9時半ですが、一部店舗は営業しています。


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朝も早く、空港から飛行機で何も食べていなかったため、改めて朝食にすることに。

 

市場内のカフェでは朝から海鮮丼が食べられるということで注文。

 

腹も満たされたところで本格的に観光に繰り出します。


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白良浜近くの観光案内所。

 

写真にある通り、ロッカーがあります。

大荷物はここで預け、散策スタートです。

 

ちなみにロッカーは4つしかないので、預けられる保証はありません。

 

また、観光案内所では自転車のレンタルを行なっています。

 

バスのフリー乗車券を購入していましたが、自由気ままな旅にバスの時間縛りはもどかしいもの。

 

自転車であれば好きな時間に移動できるため、自転車で観光地を巡ることに。

普通の自転車が1日500円、電動自転車の貸し出しも行なっており、そちらは1000円になります。

 

特に体力面で不安もないため、迷わず普通の自転車をレンタル。

まさか後々後悔することになるとはこの時は思いもしませんでしたが。


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白良浜から南下し、三段壁を目指すことにします。

途中にはいくつか足湯があり、一休みしながら向かいます。


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途中、崎の湯に立ち寄ります。

 

海が目と鼻の先にある露天風呂です。

洗い場等はない小さな温泉ですが、絶景に心奪われます。

 

波しぶきが顔にかかるような程の近さで海に面しています。


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脱衣所含め、スペースはあまり広くはないので、シーズンは混雑するかもしれませんね。

 

私の旅はシーズンや連休にとらわれないので、比較的空いていて穏やかに過ごせることが強みでもあります。

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温泉でリラックスした後は一気に三段壁へ向かいます。

 

ここで普通の自転車をレンタルしたことを後悔。

道中はとにかく登り坂が多いです。

 

おかげで太ももがパンパンです。

500円をケチらず電動自転車にしておくべきでしたね。


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入場料を払えば洞窟に入れます。


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進路を北に戻して千畳敷に到着。
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サスペンスドラマのクライマックスシーン的なアレです。

 


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私の旅で一番困るのが昼飯。

 

自由気ままに動き回るため、いい場所を見つけられず昼時を逃すこともしばしば。

しかし今回は偶然にもラーメン屋を発見。


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和歌山ラーメンといえば豚骨醤油らしいです。

 

阪神の赤星らも訪れたお店のようです。

 

朝から曇り空でしたが、とうとう昼前あたりから雨がパラパラと。

自転車移動が難しくなってきたので、レンタルサイクルを返却し、徒歩で海岸線を散策することにします。

 

途中足湯に立ち寄りながら、円月島付近のグラスボート乗り場へ到着。


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船内の様子です。
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船底はガラス張りになっており、海中の魚やサンゴを見ることができます。
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名勝・円月島にも近くことができます。


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帰りはうまくバスを捕まえて白良浜へ戻ってきました。

 

真っ白な砂浜。透き通る青さの海。

永遠に眺めていられるような美しい景色でした。


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宿泊先のホテルシーモアに到着。

 

海に面した絶景露天風呂が評判です。
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ひとり旅なのにツインルーム。

 

おそらくホテルによってはシングルルーム自体ない場合もあるため、よくあることですが、毎度申し訳ない気分になりますね。


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夕食は宿泊時に色々選択肢がありますが、バイキング形式にしました。


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和歌山といえば梅やみかんなどの果実が名産です。

 

果実酒を色々飲んでみたかったので、気軽なバイキングで助かりました。

梅酒、みかん酒、八朔酒を堪能。
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入浴後の一杯。

あると嬉しいコーヒー牛乳。

 

露天風呂は噂通りの絶景でした。

まるで海に浮かんでいるかのような一体感。なかなか味わえるものではありません。

 

白浜は夕日が綺麗ということで、露天風呂で夕日を拝んでやろうと1時間近く粘っていたのですが、とうとう拝むことはできず気づけば日没していました。

 

曇り空だったからか、そもそも方角が悪かったのかもしれませんが、これも旅の醍醐味ということで。

 

 

【2日目】

白浜周辺の観光はもうやりきった感があるのに加え、さらなる旅感を味わうためにどうしても特急に乗りたいという感情が目的地を決めてくれました。

 

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白浜駅から特急くろしおに乗車し、紀伊勝浦から那智の滝を目指します。


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鉄道むすめちゃん。

 

旅先での出会い()が楽しみの一つでもあったりします。

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白浜駅前にお寿司の弁当を売っていたので、車内でいただきます。

 

海岸線を走る特急くろしおからの景色は素晴らしいものでした。

やはり旅はこうでなくてはと思わせてくれるような瞬間です。


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紀伊勝浦駅に到着。
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駅から大門坂までバスの移動です。

 

駅前の足湯で時間調整。
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熊野詣でのはじまりです。
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舗装されているとはいえ、山の中です。

ひたすらの登りはいい修行になったでしょうね。
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那智大社

まだまだ階段は続きます。
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奥には那智の滝が見えてきました。
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那智の滝

 

予定では駅まで戻り、そのまま空港に向かう予定でしたが、思ったよりも時間に余裕ができたため、もうひと風呂いただくことにします。


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小さめでしたが、穏やかな庭園の中にあるようで趣深い露天風呂でした。

タオル、バスタオルを無料で貸し出してくれたので、ものすごく助かりました。


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紀伊勝浦駅からは1時間半ほどで白浜駅へ到着します。
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温泉に立ち寄る都合上、本格的なお昼を食べる時間がありませんでしたので、ここで遅めのお昼(15時半)。

 

紀伊勝浦駅前の海鮮丼屋さんでテイクアウトを注文。

お土産やでつまみと酒を調達して宴会モードです。
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帰りの飛行機ではあまりのんびりできそうになかったので、電車移動を挟めたことは大きかったです。

 

車窓から海を眺めながらマグロ丼を食し、梅酒で一杯。

 

ふわふわとした気分のままあっという間に南紀白浜空港に到着。

 

相変わらず不安だった保安検査や搭乗手続きも問題なくクリアし、行きよりも短い時間で羽田に到着。

 

【おわりに】

事実上初のフライトでしたが問題なく終えることができ、ホッとしてします。

 

いつも通りの自由気ままなほぼ無計画旅でしたが、数々の幸運にも恵まれ、納得の旅ができたと思います。

 

さて、これで23府県制覇となりました。

ようやく折り返し地点ですね。

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そうすぐ達成できるものではありませんが、今後もいい旅ができればいいなと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。